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テレビ60年記念ドラマ メイドインジャパン(3)

全3回のドラマが終わりました。

不況にあえぐ家電大手、そしてその家電の技術力を支えてきた技術者が大切にされず、

サムスンなどに流出している現状がドラマになっていました。

見終わって、まずは大団円になったことはよしとして、『技術者』の立場だけは割り切れ

ないモノが残ったかな。

タクミの技術者として仕事をした時の研究開発の成果は当然にタクミに帰する事は承知

しているし、高橋克実さん演じる迫田さんのとった行為は許されないとは思います。

ただリストラの名目で現実には切られた技術者はゴマンと居るし、せっかく開発した技術

が日の目を見ないなんてこともいっぱいあるのでしょう。

国や企業の枠を越えて技術者として、『人の役に立ちたいんだ』と言う志は否定するモノ

でない。そもそも経営の責任は棚にあげてしわ寄せが技術者に行くことが正しいのだろう

か?迫田さんは裏切り者として描かれていましたが、リアルな話として、サムスンなど韓

国や中国企業に技術者として渡った方々は裏切り者なのか・・・。

ドラマは3回で終わらなきゃだから仕方ないにしても、日本から流出している技術者さん

たちのことを思うとなんか切ない気分です。

もちろん彼らが迫田さんみたいにモロに技術流出をさせている訳ではないと思いますし、

『メイドインジャパン』みたいに昔開発した技術が今頃になって脚光を浴びるなんてケー

スはまれで、実際はお蔵入りした技術を再生させて・・なんてことなんだと思います。

韓国や中国に行くとダメでライバル企業に行くのは・・・とうなんでしょうね。ヘッドハンティ

ングなんて言葉が少し前に流行りましたよね。

技術に対する正当な対価を支払っていたのかどうか、リストラなんて場合は・・・。

必ずしも『経営』の全てが正しい訳でもないだろうに・・・。

外国に流出した技術者さん達も決して末路がバラ色ではなく、その後の悲哀も報道され

ている通りです。彼らも好き好んで国境を越えたのではなく、元をただせば経営が揺ら

がなければこんな問題なんて生じなかったんだろうと私は思ってしまいます。それほど

にいくつかの家電大手の経営者は出鱈目だと感じています。

これは全3回のドラマだから、最後には中国人技術者さんや工場の人たちが『よりよい

モノを作りましょう』と言う職人魂・技術者魂が国境の壁を越えましたけれど、果たして

・・・リアルな場合はどうなんだろうと思ってしまいました。

本当に『技術』や『安全』、『信用・信頼』を一番の高みにおけるのか。それらが国境の

壁を越えるのか。

それらを大切に考える日本流の考えを軸に書いた脚本で、この部分はリアリティーが薄

かったかなと思ったのですが、他の視聴者はどう思ったのでしょう。

そこが弱いから大団円がスカッとしなかったと私は感じたのですけれど。

技術の流用と不良品が氾濫しているのに最後は工場従業員の『イイものを作りたい』と

言う『徳』で決着させたところに無理があったのかな。迫田さんは懸命に技術者の良心

も育てようと努力し、昼夜を問わず中国の工場の従業員と一緒に仕事をして、ここの

工場はイイものを作ろうと言う心が芽生え、その誇りが育っていた・・・と言うのならば

嬉しいですが。

75分×3回のドラマだからそこら辺は充分に描けなかったのか・・・。

私の評は・・・★★★☆☆ かな。

唐沢さんや國村さん、高橋さんや一徳さんなど俳優さんたちはいい演技をしていたと思

います。

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