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NHKスペシャル 阪神淡路大震災から18年 大都市被災 その時日本は

本放送は1月にあったNHKスペシャルの再放送が昨晩25時20分からありました。

1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災の際、水・食料・燃料から情報通信網に打撃

があった。

現在想定されている南海トラフの地震が発生すると大阪、名古屋と言う2大都市が被害

を受け、5900万人が被災すると言う予測が立っているそうです。

番組では、水・食料についてと情報通信網の2つの側面から、万一の事故の場合にどう

なるのかを『国難プロジェクト』の予測を参考に解説していました。

まず水・食料ですが、被災する人の数が圧倒的に多く、ペットボトルの日本国内の水の

総量を勘案しても1週間で在庫が無くなるそうです。行政でも備蓄を増やすなどの対応は

しているそうですが、とても賄える量ではない。また食料に関しても停電等が予想される

中で、電力が無くてもどれくらいの食料が生産可能なのか?と言うことを流通業・製造業

の各社で検討されていると言う紹介がありました。東日本大震災の際、威力を発揮した

イオンなど流通大手が各市長村等と防災協定を結んでいるとの事でしたが、600以上の

行政との協定があり、被害状況次第ではどこまで効果があるのだろう・・・と言う状況の

ように防災訓練の様子を見ていると感じられましたね。市町村と各社の協定もさるこ

とながら横串で国が統括していないと物資の濃淡等の問題が出るのでは?と素人な

がら思いました。

南海トラフの地震では65の発電所が停止し、1か月以上復旧しないと想定されている

そうです。それは大規模停電が継続して発生する事を意味します。現在万一の防災

グッズとして3日間サバイバル出来る備蓄をと呼びかけているそうですが、東日本大震

災でさえ、3日以内の救助は叶わず、物資も被災地はおろか被災地以外のエリアでも

無くなった現実がありました。

阪神淡路、東日本大震災ともに、物資が届かないことから略奪行為に走ると言う現象は

ほぼ見受けられなかったが、南海トラフで5000万人が被災した場合、物資が届かない

と言う事がすなわちそれぞれの生命に直結する事態になる事も想定され、略奪行為が

起こることもあり得るとの事でした。だからこそ物資を届けることが大切になる・・・と。

 続いて情報通信網ですが、阪神淡路大震災の際、30万回線が不足したそうです。

あの頃から携帯やネットは急激に拡大しており、果たして南海トラフの地震でダウンしな

いのかどうか・・・。東日本大震災では東北と関東を結ぶラインが大きく3つある内の2系

統がダウンし、かろうじて切れなかった日本海側のラインで大規模障害は避けられたそ

うですが、関東⇔大阪も東日本と同様の3系統しかない上に、大阪・名古屋と言う2大都

市が含まれる。東日本大震災同様の2系統がダウンすると量的に1系統では持たない

可能性が大なのだそうです。

情報網がダウンすると金融が大打撃を受け決済業務が滞り、経済が大混乱してしまう。

故にいかにダウンさせないかがカギになる。現在大阪には地下に『とう道』と言う通信網

のトンネルが総延長100キロの距離掘られているそうですが、地盤の亀裂で線が切れな

いようにジョイント部分の改良や、換気口から津波による海水の流入が生じないような

工夫をNTT西日本がやっているとの事でした。これなどは防災・減災のインフラ整備の

お金を使ってもらっていいのかな?などと思いましたネ。

番組では、東京⇔名古屋⇔大阪の大規模通信障害の可能性を今後5年かけて調査

すると言う事でした。

本番組は真面目に視聴するととても怖い内容であり、南海トラフ等一部の地震におい

ては、今までの被災想定を根本的に見直す必要があること、阪神淡路、東日本以外

にも大地震はいくつも発生しましたが、比較できないレベルの被害が生じ、数日間の

孤立どころかもっと長い期間の孤立が充分にあり得ることを淡々と解説しておりました。

明日来るかも知れないし、100年後、200年後に来るかも知れない南海トラフの地震で

すが、東海・近畿から中国・四国に渡る広範囲な地震は近現代では未経験ですからね。

ここまでの事態が『最悪、起こる可能性がある・・・』と言う想定を知れた事は良かったで

す。

 もっとも知ったところで何が出来るのか・・・と言う事が大切で、自分のためだけでなく、

幸い地震に遭遇して生き残った前提ですが、その際には何が必要なのか?と言うこと

を良く考えなきゃいけません。

これから行政でもいろんな情報発信があるのでしょうし、それをしっかりキャッチして、

助かる命は助かる方に持っていかなきゃ・・・なんでしょう。

東日本大震災を経験し、ハザードマップ等も勘案、自分が住んでいる所は万一の時

どうなるんだろう?と言う想像をしていましたけれど、全然それでは足りなかったこと

を知ったと言うだけでも大きな意味のある番組でした。

この番組はあくまで『最悪の想定』と言うことで、実際南海トラフの地震が発生しても

津波の高さを含め、本当にそうなるのかどうかは分かりませんけれどね。

万一に備える事が大事で、その備えは無駄ではないと言う事なんだと思いました。

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