ソロモン流 【賢人:中井精也さん】
鉄道写真で有名な方は何人かいらっしゃいますが、中井さんもその中のお1人です
『ゆる鉄』・・・は中井さんが開拓した分野ですけれど、これだけ女性の心を虜にしていた
なんて・・・ でも彼の写真を見るとその人気ぶりが分かります。詩情と言うか、ユーモ
アと優しさが写真からこぼれているんですから。
今はカメラの性能がグンと良くなり、また軽くなってるから確かに女性のカメラ好きな方が
随分と増えた気がします。食べ歩きでブログにアップ なんて楽しみ方が出来る様に
なったのもその恩恵の現れです。
でも『ゆる鉄』の撮り鉄女子の講習会にこれだけの女性が集まるなんて・・・知りませんで
した。みんな活き活きしていて美しかったなぁ~。しかも決してジャニーズ系でもなんでも
ない中井さんを見て、ちよっとウットリしていましたよ。中井さんトーク恐るべし
雑誌がどんどん廃刊になる世の中で、鉄道写真家さんだって・・・きっと厳しい競争の世界
ですよ。これからは『企画力』が大きな差になって現れるんだろう。
詩情とユーモア、企画力に文章・トーク力・・・この総合したモノが写真家さんにもきっと
求められるようになるんでしょうね。
列車の中で乗客や乗務員さんに『夢』を聞き、彼らの写真も撮らせてもらう・・・。
臨場感があって、参加型の現代アートみたいで・・・なんとも素敵な『夢』と『鉄道』の
写真集でした
ネコと駅舎・・・なんて見ているだけでキュンとしちゃう
単に鉄道や列車だけを追いかけるのではなく、鉄道を中心に置かない方が却って
鉄道の魅力が引立つこともあるんですね~。
企画力・計算力とユーモアのエッセンスが無ければああ撮れないモノなんでしょう。
私も近くの線路で撮りたくなってしまいました
中井さんが鉄道写真に夢中になったのは中学生のころからだったそうです。
以来30年以上、鉄道写真一筋で、それを仕事にしてしまいました。
好きこそものの上手なれ・・・と言いますが、それを生業としてやっていける人は実は
そんなに多くない。でもそれを成し遂げた彼はとても幸せそうですね
仕事がどんなに忙しくても楽しくて仕方ない・・・。あれだけの笑顔でそう自信を持って
言える人はきっとそんなに多くない。
いい生き方、素敵な人だなぁ~と思いました。
私にも年下の鉄道写真の師匠がひとり居りますが、出来ることならば中井さんのように
プロの鉄道写真家になってくれたら嬉しいなぁ~と思ったのでありました
撮る側の満足感ではなく、見る側へのサービス精神・・・。
それを肉付けするためのユーモアセンスと企画力。瞬間を切り取るのが写真ならば、
確かに現場に居た方々をどう写真に取り込むのか・・・と考えること。
これは現代アート。
単に取り込むのではなく、そこには計算があった方が面白い。
頭隠して尻隠さず・・・的な写真家さんのユーモア・優しさのパンチの効いた中井さんの
写真を見たら思わずキュンとしてしまう
なるほど私もその感覚が分かりました。
『ゆる鉄』と言うネーミングも抜群のセンスですね。
簡単に撮れそうに思えちゃうんだけど、実は奥が深いんですね~。
撮れそうで撮れないのが中井さんの写真
いやいや今回のソロモン流はとても楽しかったです
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