人身事故多発で考えた…
最近首都圏の鉄道で人身事故による遅延が目立っています。
我が京浜東北線は山手線、東北・高崎線、埼京線、新宿湘南ラインとの並走区間が多い
せいか、もう毎日の様に遅延している気がします。
人身事故としか表示されないので、それが事故か自殺によるものなのか…よく分かりませ
んがどっちの比率が高いのだろう。
ホームドアの設置を山手線では始めていますが、どうもコスト的な問題があって、なかなか
全駅の設置となるとハードルが高いみたいです。
ならば…。ホームドアは難しくとも柵だけは設置しちゃえばいいんじゃないか。
乗車目標にはほぼ100%停車させる技術があるのだから、ドア部分だけ開放した柵を設置
しちゃえば事故は減るでしょう。
図①みたいに単純に柵だけ設置しても、線路と直になる長さは半分以下になる訳だか
ら事故も半分以下になるんじゃないのかな。図②にすると自殺しようとする人の気持ち
も抑制できる気がします。ただホームが狭いと邪魔になってしまう気もします。そこで③
の返しがついた柵を思いつきました。ちょっとした返しがあるだけで、人は返し部分に
は侵入しなくなるんじゃないのかな。廻りに居る人も助け易い気がします。
そもそも駅のラッシュ時の混雑は増し、列車が長大編成化する中で、混雑したホーム
に爆走したまま進入してくる電車を運行する鉄道会社も鉄道会社です。
白線だけを設けて、それより線路側には入るなと言ってるだけですからね。
混雑がひどくて押されたり、気分が悪くなる人も出てくるって言う話しでしょ。
ホームドアの設置にカネがかかると言うのなら、柵をたくるだけならそんなにカネもかか
らない…。事故で失う人命や交通障害を考えると充分に社会的な採算、また自社の経理
上の採算も見合うのではないだろうか。
今まで『白線』だけで対応していた鉄道会社が、事故の多さを踏まえて、今度は対局の
ホームドアの設置なんて言ってもどこまでやる気があるんだか…。事実、コスト的に全駅
導入は難しいと半ば事故への対策も諦めムードでそこにはやる気を感じない。
限られた費用ならば、その予算内で最大限の効果を上げる対策を検討し、実施すべき
なのに、それが極一部の駅へのホームドアと言うのはお粗末な限りです。
僅かな費用で人命が救われるのであれば柵 (これぞ本当のガードレールです) の設置
はしたらイイと思うんだけどな。
昨今はいろんな病気の方もいらっしゃいます。ホームに柵があるのとないのとでは、
安心感も随分違う様に思います…。
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