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カンブリア宮殿・・・タマス (バタフライ) 社長 山田俊策さん

今回 (2013・5・9) のカンブリア宮殿のゲストはタマス 社長の山田俊策さんです。

タマスと言うとピンときませんが、卓球用具のバタフライを手掛けている卓球専門メーカー

さんです。

今回は『世界卓球』の番宣を兼ねて  また村上龍さんもご自宅に卓球台があるほど

の卓球好きだから…と言うご縁でゲストに選ばれたのでしょう 

タマスさんは創業63年。年間50億円の売上を計上する卓球専門メーカーさん。

すごいのは世界ランカーの53%の選手がバタフライブランドの用具を使っていると言う事

実。

ラケットやラバーがどんどん進歩して行く中で、一流選手の要望に応えるために年間3億

円もの大金をかけて研究開発をしているそうです。

スーパースローカメラでラバーの違いによる球の回転、弾み方の違いを見せてくれました

けれど、技術以外の『道具』でこんなに差が出ていいのかな?なんて思ってしまいました。

はい。

タマスさんが創業した時には日本国内に既に10社前後の先発企業があったそうです。

時代は高度経済成長のころ。作れば売れる時代だったのですが、いかんせんお金が

ない。10名ちょっとの従業員さんのお給料からお金を出し合って機械などを揃えたそう

です。成功のヒントは、後発だけど顧客を『選手』だけに絞って、選手の要望に叶う道具

を徹底して作ったそう。選手が好んで使ってくれるようになると『シャワー効果』で、その

下のレベルの人たちも真似て使ってくれるようになる…。

卓球のレベル向上のために創業当時から今に至るまで徹底して卓球愛の企業活動を

実行しておられる。

卓球道場なる施設を12億円かけて作り、無料で大学などの選手に提供する。宿泊費ま

で無料なんだそうです。また卓球レポートと言う雑誌も発行しておられる。1部400円。

年間5万部を売るそうですが年間7000万円の赤字なんですって。カラー印刷であのボ

リュームなら1000円前後の値をつけなきゃ合わないのでしょうが、赤字でいいんだと

割り切っておられる。そんなに高くしたら幼い選手は買えませんもん。

それも『選手層』を厚くして、世界に通用する選手を育成せんがため  

この徹底のされ方が素晴らしい  と思います。

タマスと言う社名ですが、創業者が田舛さんだったから。田舛さんが会社を興したのは

元々田舛さんも卓球の選手だったんだけれど、欲しい道具が世の中に無かったから、

ならば作っちゃえと言う思いで始めた会社なんです。

では『バタフライ』と言う命名は?

卓球の選手が花ならば、花に仕える『蝶』になろう…。と言う事で『バタフライ』と命名した

んだそうですよ。創業当時から徹底していたんですね~。

番組では木曽檜から取り出した1枚板のラケットもあると紹介されておりました。

価格は 29,400円也。それが高いのか安いのか。どう違うのかは分からないけれど、

欲しい方が居るから売れるんでしょう。

素晴らしい名言がありましたので紹介しておきます。

『卓球と言う井戸を深く掘る。小さな井戸を深く掘る…。』

それがタマスさんの戦略なんです。

一点集中主義と言うのでしょうか。

『徹底』すると突破力を得られるんですね。

恒例の村上龍さんの編集後記です。

卓球愛好家にとって、ネットの向こうに、愛ちゃんや丹羽孝希選手がいて、ボールを打ち

合うというのは、想像を絶する体験である。舞い上がってしまい。ほとんど何も覚えてい

ない。

わたしは、テニスを二十年近くやってきて、途中ゴルフを始めたが、すぐに止めた。ゴル

フは、相当うまくならないと面白さがわからないし、コースに出ると一日が終わってしま

う。卓球は、とても気軽だが、奥が深い。打法も、スピンも、テニスより多様だ。

タマスは、「卓球一筋」という創業者の理念のもとに誕生した。そして卓球に魅せられた

人々が集まって、その企業理念は脈々と受け継がれている。親善試合後、「スマッシュ

を練習してください」と愛ちゃんに言われた。わたしは、毎日、スマッシュに取り組んでい

る。

子供のころ、卓球が流行り私もマイラケットを持っていた。

スーパードライバーと言うラケットに、スレイバーとタキネスと言うラバーを貼っていた。

結構練習はしたのですが、ついに私の親父に勝てる日は来ませんでした。

なんでも親父は子供の時分、淡路島では相当な選手だったそうです。

親父に勝てなかったからなのかどうか、卓球熱は冷めてしまって鉄道写真や釣りに

のめり込んで行くのですが、番組で村上龍さんが、男子チャンピオンの丹羽君や女子

のチャンピオンの福原愛さんと卓球しているのを見ると、もうちょっと真剣にやっておけ

ば良かったのかな…なんて思いました。

卓球はラリーまでは楽しかったのですが、上手になると変な格好をしてヘンテコサーブ

をやるようになるでしょ。なんだか隠れてチャチャみたいなサーブをね。

なんだかあれが根性悪に見えましてね。

フェアに感じられませんでした。幼い時から剣道をやってた影響か『武士道』からすると

きっとあれが受け入れられなかったんでしょう。

隠れてこそこそするなんて何事だ。堂々と…  

なんてね。

卓球って、ブームで選手も老若男女いらっしゃるからむちゃくちゃ言うと叱られるんで

しょうが、あのチャチャッと感と言うのかなぁ。

あれがイマイチ好きになれないんだよなぁ~。

これはもう嗜好、向き不向きの世界なんでしょう。

でもタマスさんの活動は素晴らしいと思いますよ。

タマスさんが掘った卓球の井戸を上手に真似て、いろんな井戸があちこちに出来ると

イイですよね。徹底して誠実であることが、井戸掘り職人さんの必須条件なんだろうナ。

それと『愛』ですね  『卓球愛』 

 

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