応援ドキュメント 明日はどっちだ・・・2013・6・4
本日の『明日はどっちだ』は、女性の大工棟梁を目指す関岡舞美さん(24歳)特集
スタート時からの『復習』もしっかりとやって、今回から番組をご覧になられた方でも感動
出来る親切編集 です。
関岡さんは近畿大学建築学科卒で、親方・宮内寿和さんの元で修行を始めて3年目。
2月に『大工頭』として、家1軒を自力で建てることを命じられ、コツコツとひとりで家を建て
る作業をしています。自信が無い・・・と言う状況から、施主さんと向いあい、しっかりとご
要望を伺って、お客さんの満足が得られる建物を建てるんだ と言うところで、ドキュ
メントは中締めだったのですが、今回、特集が組まれたのは建築の中のメインイベント。
『まわり階段』をひとりで作れ と言う命題に取り組んだから
1月に取材が始り、2月に家を託されました。なんと4月には妹弟子の19歳の女の子が
出来てたんです 責任&プレッシャーと言う考えもあるかも知れませんが、私には
親方の宮内さんが『女性の棟梁も有っていい』と、関岡さんの仕事ぶりを認めてくれた
からなんだと思いました
きっと、関岡さんは自信なさげなんだけど、イイ仕事をするんでしょう
『使いやすく、美しく、耐久性に優れた14段のまわり階段・・・』
螺旋部分が難しい しかも『刻み』の技術で・・・
彼女なりに考えがあっての悩みですが、見ていてとてももどかしかった
時間はどんどん経って行くから 考え込む時間ばかり長くて作業が進まない・・・。
とうとう親方の宮内さんが応援部隊を出しましたが、ついに階段は完成させました
親方曰く、『施主さんの安全を第一に考えた、関岡さんらしい細かい仕事。ブレずに、
いい仕事をやり遂げた』と関岡さんの仕事を評してました
良かったね・・・関岡さん コングラッチュレーョン
関岡さんも嬉しかっただろうけれど、親方も嬉しかったと思います
厳しい言葉が飛ぶ親方・宮内さんですが、弟子を育てるために本当にご苦労されていま
す。関岡さんはイイ親方とご縁があって幸せだなぁ~と感じました。
6月半ばには完成予定とのことです。
と言う事は・・・もう今頃は
仕事の関係で、大工の棟梁とお話しする機会が随分とありました。。。
棟梁が言うには『今は、耐久性や美しさなんかよりも納期を気にするお客さんばっかり
になっちゃった。釘1本打つのだって、トントントンと3回カナヅチで打つのと、機械でバシ
ュと一発で打つのでは木に入った釘の強度が違うんだ。3回叩くと、3つの返しが出来る
でしょ。だからトントントンとカナヅチを打つんだけど、それを評価してくれない。。。
施主さんも忙しいからね。。。』と。
関岡さんはもちろんイイ経験をしているんだけど、しっかり親方の宮内さんが状況を把握
しながら、成長の階段を自力で登るのを見守ってくれてます。
施主さんのためにもまずはイイ家をお渡しして下さい。
そして時間をかけてより立派な女性棟梁になって欲しい。。。
今はまだ珍しいから『女性棟梁』なんて言われるけれど、きっとそのうち『女性』がどうこう
なんて言われなくなる時代がやってくる
パイオニアの関岡さんはじめ、全国の女性の大工さんの頑張りがあってはじめてそんな
時代がやってくる
気負う必要はないけれど、頑張って高い山を目指して欲しいなぁ~。
私も若かりし頃を思い出し、お世話になった方々が眼に浮かんで・・・ちょっと泣いてしま
いました
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