挑戦失敗・・・お疲れ様。無事でなにより・・・
辛坊治郎さんと全盲のセーラー岩本光弘さんの太平洋横断、失敗したそうですね。
4mの波の中で、何か衝突したのか浸水してヨットを放棄して救命艇に逃げ込んだと言う
事でした。体温の低下で命の危険を感じたと会見で話していたのが記憶に残っています。
辛坊さんのヨット経験は相応にあったと聞いていますが、時期が悪かったのか荒天が続き
ましたからね。また漂流物に当たっての浸水沈没?はやむを得ない事だと思います。
全盲のセーラー岩本さんの挑戦は思わぬ形になりましたけれど、ナイストライだと称賛し
たいと思います。
冒険だから、失敗することもありますよ。
「たった2人の命を救うため、11人の海上自衛隊の方が犠牲になるかもしれなくて…。僕は
ホントに素晴らしい国に生まれました…」と涙声で会見の場で話されている姿は立派だと
感じました。
また最大限の海自の方々へのエールでもあると思います。
このご縁で、これからぜひ海自や海保の活動を広く、我々に知らせてくれるきっかけに
なればいいんじゃないのかな。これもご縁です。
物凄い荒波の中での救助は、よその国では到底不可能なほどにハイレベルな救助だ
ったらしいです。お二人が無事生還出来たことと併せ、なかなか訓練では経験できない
ことを成し遂げたと言う二つの意味で素晴らしいことだったんじゃないでしょうか。
失敗した辛坊さんもさることながら、昨日の会見の映像では岩本さんの落胆ぶりが見て
とれたのでちょっと心配です。
無謀な冒険はたしなめなきゃ行けないけれど、今回の『冒険』は、スタッフもしっかりと
ついて計画もしっかりしていたと耳にしています。
言わずもがなで、失敗したのを二人は猛省しているのは充分に感じられたじゃないです
か。。。
ならば・・・『冒険』に挑んだスピリッツに対して、『ナイストライ 』とねぎらうのが我々の
態度なんじゃないかなぁ~と思います。
失敗を叩く文化に未来はない。。。
命がけの冒険や研究、未知の分野に挑む若者・・・(むろんオッサンやおじいさんも大歓
迎です)たちには賞賛こそすれ、バッシングなんてとんでもない。
『はやぶさ』の映画を見て、つくづくそう思いました。
大半の研究者たちは、それこそ長い年月をかけてもゴールにたどり着けない。。。
不幸にして道半ばで命が尽きてしまっても、また自説の間違いに気がついたとしても
決してそれは無駄ではない。。。成果だ・・・。糸川英夫さんの言葉だそうです。
眼の障害をもった岩本さんのトライに、そして伴走をしようと試みた辛坊さんのトライに
私は拍手とエールを贈りたいと思います。
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