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2013年 全英オープンゴルフ 最終日・・・

フィル・ミケルソンさんが唯一アンダパー -3 で優勝しました。

最終日に-5で廻って優勝しちゃうなんてビックリです。難しいセッティングでしたから。

タイガー・ウッズさんは調子が悪いわけではないそうですが、早々に優勝争いから脱落し、

後半戦ではマスターズの覇者、アダム・スコットさんとリー・ウェストウッドさんのどちらか

が勝つのかな?と言う展開になったのですが、全英と言うタイトルの前に自滅して行きま

した。正確無比なアダム・スコットさんが4連続ボギーを叩くなんて思わなかったし、リー・

ウェストウッドさんだって最終日+4ですからね。

昨日の貯金をすべて吐き出してしまいました。

メジャーが欲しいウェストウッドさんが見事に勝利の女神に振られたと言う事なんでしょう

ね。難しい所、難しい所に球が行ってしまうのがミュアフィールドと言うコースなのかな。

松山君は最終日、一か八かで暴れまわるのかと思いきや、しっかりコースマネジメントを

してました。ミュアフィールドに、そして全英オープンに最後まで全力で戦いました。

結果はこの日-1。トータル+2で堂々の6位タイ。

優勝出来るかも・・・と最後まで思わせてくれました。

こんなに興奮で来たメジャーは今までそうそうありません。

昨日はいろんなことがありましたけれど、ちゃんと切り替えて全力で戦った。

松山君はパットが巧いと思うのですが、全英オープンではなかなかパット巧者の実力

は発揮出来ていなかった様に思います。ショットと勝負感では世界のトッププレーヤー

と充分に戦えることを証明して見せました。全米の10位も全然マグレなどではありませ

ん。上位陣がオーバーパーで廻る中で、最終日、松山君はたくさんたくさん笑っていま

した。あの笑顔にこそ勝利の女神は惚れるんでしょう。あれでパットが入れば充分に

メジャーに手が届く。視聴者以上に松山君本人がそう思った事でしょう。

しっかりとミュアフィールドを、THE オープンを楽しんで6位タイと言う成績を収めました。

世界のめちゃ難しいセッティングのグリーンやラフを経験して行く中で、青木さんや羽川

さんが言う様に、世界を相手に戦えるプレーヤーに育つように思います。

松山君はインタビューの中でどのメジャーが欲しい?と言う質問に、全部と答えていまし

た。

『念願のメジャータイトル』と言う事ではなくて、彼はグランドスラムを狙っています。

何も4つだけじゃなくてメジャー10勝・20勝・・・、獲れるだけ獲ろうと思っているのだと思い

ます。

全英は日本枠が随分とありますが、残念ながら成績が伴っていません。見直し対象に

なるのではとも言われています。きっと日本枠ではなくてアジアの枠として日本ツアーに

推薦枠を設けているのでしょうが、今年も惨憺たる成績でした。

楽してメジャーに出場すると言う姿勢に勝利の女神は好まれないのでしょうね。

松山君はアジア予選から勝ち上がって全英出場枠を勝ち取りました。

そのスタンスの違いがスコアに現れるのだと思います。

松山君は今年の全英の成績で、来年の出場権を獲得しました。

戸張さん曰くは、きっとこれで世界ランクがグンと上昇するので、世界ランクから全メジャ

ーに来年は参加出来ると思いますよ…と言う事でした。

日本と言う狭いフィールドでなく、彼は世界を相手に戦う舞台を最短ルートで作りに行っ

てる感じです。

ぜひ頑張って貰いたいですし、不振にあえぐ石川君や、今回は予選落ちした小平君な

どもぜひ松山君に続いてもらいたいと思います。

目標をどこに置くのかですね。

今年の全英オープンは松山君が善戦したことで、例年にない楽しい観戦が出来ました。

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