スペイン・高速鉄道事故・・・
全世界で高速鉄道が増えていて、スペインは中国とともに急速に路線拡大をしている国
なのだとか。
日本の新幹線はパイオニアとして、実験に次ぐ実験と、問題点をひとつずつ把握し、潰し
て行きながら今に至っている訳ですが、技術と経験に裏打ちされていない急拡大は、高速
故に危険度も増すのでしょう。一度事故が起こると大規模な事故になってしまいます。
今回のスペインの事故映像を見ましたが、フランス式の電気機関車が牽引するスタイル
の車両で、しかも非電化区間はディーゼル運転をするために、客車から電源車に改造し
たモノが2両目に組み込まれていたと言います。設計変更により、高重心になり、かつ
車重もある2両目が制限速度を100キロオーバーであのカーブに突っ込んでしまったため、
先頭の機関車はカーブに対応できたのに、2両目の電源車が曲がれずに脱線。後続車
並びに連結されている先頭車も脱線したと言うのが今回の事故原因らしいです。
スピード超過が原因・・・と言うのでは高速鉄道はダメで、スピードは管理されていなきゃ
ならないので、信号を含めた制御装置に問題があったと言う事になります。
高速で走るだけなら、ハイパワーのモーターを付ければ有る程度の速度は簡単に出せ
るのですが、安全のために高速で走る列車をいかに制御するのかが難しい技術なん
ですね。
高速鉄道はスピード勝負ではなくて、いかに制御できるのか。
もちろん事故は絶対におこしてはならない。
ちょっとの事故も大惨事になってしまうのが高速鉄道ですので、作る側・走らす側はし
っかり肝に銘じて運行してもらいたいものです。
| 固定リンク
「鉄道」カテゴリの記事
- ブルートレイン・・・(2014.12.29)
- 関西の電車は味がある・・・(2014.11.09)
- 近鉄内部線のお話し・・・(2014.07.29)
- 近鉄電車・・・(2014.07.19)
- スペイン・高速鉄道事故・・・(2013.07.26)
コメント