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カンブリア宮殿・・・カゴメ 社長 西 秀訓さん

カゴメ。面白いと言うのか尊敬できる会社でした。

堂々たる売上2000億円の会社ですが、カゴメと言えばやはりトマト。トマトへのこだわりが

番組を通して強調されておりました。

さて、カゴメの発祥は愛知県。愛知県は何かといい企業、人材が湧き出す地ですね・・・。

蟹江一太郎さんと言う方がこれからは『西洋野菜』と言う事で、トマトに眼をつけ、13軒の

農家で栽培。

ところがトマトが売れ残ってしまって・・・それをトマトピューレにしたんですね。

農業から加工業もやり始めた訳です。そしてトマトケチャップ、ウスターソースを作り始める。

より加工に力を入れたと言う事ですね。

そこからカゴメが始まり今に至る・・・って飛び過ぎかも知れませんが、そこがカゴメの面白

さなんです。未だに『農家』のポジション、『加工』のポジション、そして『販売』も併せ持つ。

トマト関連では世界に類を見ない企業なんですって。ちなみにケチャップでは世界3位の

売上だそうです。

カゴメの商品の美味しさからすれば、きっと優れた加工技術がいっぱいあるはずなんだ

けど、今回の放送では『加工部分』は紹介されず、トマトへのこだわりとしての『農家』の

部分にスポットが当たっていました。

ヨーロッパのトマトの一大産地であるポルトガルでカゴメがその収量の1/4を買い取って

商品化し、イギリスで使われている・・・なんて話しは全くの初耳で、イギリスのピザ屋

の7割がカゴメを使っているのだそうです。

カゴメは日本だけじゃなくて世界に羽ばたいているんです shine

ポルトガルでも『契約農家』ですが、日本国内でも『契約農家』さんを大事にしている。

元々、農家から始って今でも生産に携わっているカゴメさん。契約農家さんにも細かい

アドバイスをされてました。

契約農家のイメージって、農家さんが主で購入部分だけのサポートだと思っていました

けど、きめ細かく各農家を廻り、最大収量になるように農家さんに細かいアドバイスを

されていました。知識は農家さんより上なのかな。農家さんがカゴメさんを頼りにして

いるって感じでしたよ。

カゴメのスタッフさんは『まず農家さんに儲けていただかないと・・・』と言う事でした。

西さんも豊作貧乏なんて言葉がありますが、カゴメの契約農家さんは豊作でも一定価格

で買い取りますので、豊作であるほど儲かりますと笑っておられました。

農家から出たと言うDNAが生きている。普通はこれだけ時間が経過するとだんだん

希薄になりそうなものですが、スタッフのひとりひとりにしっかりとDNAが伝播している。

『感謝』経営と言う言葉が出てきましたけれど、言うは易く、実際は・・・です。

那須塩原の研究所も紹介されていました。

世界で8000種のトマトがあるそうですが、そのうち7500種の種は持っており、そこで

新品種の開発もしています。桃太郎トマトのピンク系トマトではなく、カゴメではリコピン

にこだわって赤系トマトを作ったと紹介されていました。食べるだけでなく、抗酸化作用

を上手に活かせるトマトで『ガッチリ』と言う事なんでしょうね。

トマトの収穫が農家さんにとっては重労働なんですって。ポルトガルでは機械でまだ

青いトマトも混ぜこぜで全部を掘り返して収穫していましたが、日本では丁寧に1つ1つ

収穫しています。それだって大変なのに・・・トマトにはヘタがある。カゴメに出荷するに

はヘタを農家さんが取っていたんだそうです。

でもカゴメが作った新品種では収穫の際、ヘタごともげて、農家さんの手の中には実だ

けしか残らない・・・。なんだか植物としての尊厳が感じられない気もしますけど・・・ sweat01

それだけ農家さんは重労働で収穫していたんだと言う事で、この際納得するとして・・・。

まぁこれも農家さんを大事にし、また農家の側面も持つカゴメならではだと思います。

あっ、カゴメの株主政策の話しも面白かったのでちょっと触れておきましょう。

カゴメの株主は99.5%が個人株主だそうです。しかも株主数が2001年には6500人だっ

たものが、僅かに10年ちょっとの2013年には17万人に膨れ上がっている。

決して株式市場がウェルカムだった時代じゃない時に・・・と言う事ですので、相当苦心

して今の形に持って行ったんだと思うのですが、100株以上で『株主優待』と言う話しだ

けで種明かしが終わってしまって。

『カゴメの株は絶対に売りません。』と個人株主のおばさんが力説していましたが、

単に優待だけではないんでしょう。カゴメの商品が美味しいから・・・と言うのはあるん

だと思いますよ。もちろん。でもプラスアルファも知りたいなぁ~。

IRとマーケティングの一体化を狙っていると西さんは話していました。

17万人もの個人株主をまとめるのは骨がおれるでしょうと村上龍さんは笑っていました

けど、デイトレーダーではなく、個人のファン株主さんですからねぇ~と言う事でした。

社会貢献としてカンブリア宮殿でロート、カルビーの回で紹介されました『みちのく未来

基金』についてもちょっと紹介されていましたね。

カゴメは農家のDNAをしっかり受け継いでいるので、ゆっくり時間をかけて・・・20年、

30年と言うロングスパンでの成長をしっかりと待てる企業・・・短期的な収益だけを

求めないでじっくりと実るのを待てる企業なんだと言うのがヒシヒシと伝わってきました。

農家にとって農産物はまさにお天道様や雨や風・・・あらゆるものが作用して出来た

『恵み』です。カゴメの『感謝経営』と言うのはそこに立脚しているからブレないんでしょ

うね。

素敵な企業です。

(もちろん西さんも凄い方だと思うのですが、カゴメは代が変わってもきっと変わらない

企業なんだろうなと思ったのでありました。)

村上龍さんの編集後記です。

トマトは、独特で、不思議な食べものだ。その歴史は意外に浅い。だが、食材として、世界

の年間消費量は1億2000万トンもあり、他の野菜とは比べものにならない。カゴメは、創業

者・蟹江一太郎が、陸軍退役時「農業をやるなら西洋野菜を」と勧められ、20世紀初頭に

なって、売れ残ったトマトでピューレを作りはじめたときに、誕生した。以来、カゴメは、大企

業に成長していくが、決して、「大地」から離れることがなかった。加工だけではなく、生産

を続けたのである。トマトという神の恵みのような食材に対する敬意を維持し、大地への畏

敬の念を忘れないカゴメは、これからも超優良企業として輝き続けるだろう。

トマトは凄い。

でもそのトマトに着目した創業者の蟹江さんも凄い。

売れ残りのピンチを加工でチャンスに変えたこと、そして農業生産は続けながら、加工に

も積極的に乗り出したこと。チキンライスなどのレシピの紹介により、本当に地道にトマト

を売っていったんだと思いますよ。それも凄い。

じっくり待って自社製品を完熟させる『感謝経営』もまた凄い。

今日はカゴメにKOされてしまいました。

明日はカゴメの商品を買ってこようと思います。

こういう買い方がブームを作って、製造元が苦労するのかな。ブームはアカン。

イイものは脈々と作り続けて貰わなきゃだ。ブームは落ち込みも早いので結果、商品

をダメにしますもんね。

(株価も拝見しました。なるほどの株価でした。明日は大変かも知れませんが、ちょっと

落ち着いたら買おうかな happy01 )

こう言う会社を応援することで、将来の日本のためになると思わせてくれたカゴメさん

なのでありました shine 東北の応援も真剣にやってくれていますもんね。

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コメント

トマトの花言葉は感謝

投稿: ゆい | 2016年10月22日 (土) 07時29分

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