高野山巡り・・・② 奥の院
ケーブルを降りると、①奥の院行きと②大門行きの2ルートのバスが停まっていました。
大門は、昔むかし・・・ここから高野山の修業の場ですよと知らしめるための大きな門を
こしらえて、今もその門が残っています。
↑奥の建物が大門です。本当は正面から撮りたかったのですが、バスの時刻の関係
から大門バス停からパチリ
ここから高野山の集落が始まると言う感じです。
高野山・・・お寺だらけなのですが、ファミマもあればガソリンスタンドもあり、大学まで
あるちょっとした町ですから。
私は、上記のバスのうち、①の奥の院行きのバスに乗り、終点の奥の院を目指しまし
た
奥の院に到着すると他の乗客に着いて歩きます。
四国八十八か所の巡礼を終えた方々が大勢お遍路さんの格好をして、杖をつきなが
ら歩いています。コスチュームと巡礼者さん達の念の深さで、他の寺社仏閣を詣でる
のと違った気分を感じます。
保護樹、特別保護樹がごろごろと生えている参道を通るのですが、弘法大師の頃から
の木と言う感じが強烈です。
お骨がある訳じゃなくて、墓標があるだけなんでしょう・・・ね。
ヤクルト・・・とか、日産、福助、UCCコーヒー・・・なんてな企業の碑もありました。
ほうほう と想いながら、苔むす参道を歩きます。
奥の院の本殿は撮影禁止ですので撮れませんでしたが、なかなかにディープな宗教
ゾーンで、お遍路さんが押しくらまんじゅう状態でした。
お遍路さんはお経を唱えるので、参拝時間が長いんですね。
団体さん達はリーダーさんに合わせて般若心経の大合唱。
私も彼らに混じって、心の中で唱えたのでありました
法具を置いてある所では、それを触わりながら綱を持って・・・などと言う解説を聞いて
いたのですが、行列していたので私はその列には加わらずに『見学』だけして来ました。
高野山は私みたいにちゃちゃと行くところではなく、四国などのポイントを通過して最後
にやってくる弘法大師さんが作ったオリエンテーリングみたいなところなんだなぁ~と
感じました。今みたいに交通が便利じゃなかった時代にはなかなか参れなかったんだろ
うと思います。そして廻っているうちに自然とお経なんかも覚えたんだろうなぁ~。
お遍路さんの団体はなんとなくツアー感もあって、笑い声なども聞こえましたが、おひと
りのお遍路さんも数多く、何があったんだろう・・・と想いました。
眼から入って来る光景とお経の合唱・・・。そして本殿では修行をされている僧侶さん
達のオーケストラみたいな金属的な読経・・・。普通のお寺さんではなく、『修行の場』
としての宗教施設なんですね。
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