地銀再編・・・
横浜銀行と東日本銀行の経営統合協議に続き、肥後銀行と鹿児島銀行の経営統合協議
と言う話しも出てきて、地銀再編第2幕が始まった模様です。
超低金利でも預金は集まるものの、貸し出しには及び腰の状況が続いていますので地方
銀行の経営面はとても厳しい・・・と言うのが正直なところ。
規模のメリットだけ追及しても本来の銀行の役割を果たす努力をしなければ、依然として
銀行は衰退産業から脱しないと思います。
銀行は自らの収益確保の観点からも地域興しをするっきゃない訳で、その為には細かな
情報収集活動を行い、細かな融資案件も取り組んで行く。地味でもそれを継続して行く
より他、衰退産業から脱する道はないのだと思うのですが。
これから送金や公共料金の支払い方法が、金融機関決済から大きく変わるような事が
あれば、お金を保管しておいてもらう所としての銀行の地位も失い、ますます衰退に拍車
がかかることにもなりかねないのではないでしょうか。
よくお金は血液に例えられ、その血液を身体中に送るのが銀行の役目だと言われます。
もしそうならば、『失われた20年』の中で日本経済の心臓はずっと病にかかっていた感
があります。
大変でも『心臓』の役割を自覚し、その責任を果たす努力をしなくちゃダメだよと思いま
す。
規模のメリットを追求する中で、地域経済の復興のためにも積極的に地域興しに取り組
み、お金がスムーズに循環する努力をする・・・と言うことになれば、本当にいいニュー
スなんだと思います。
頑張れ・・・地方銀行
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