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クラッシュシンドローム・・・

昨日の池上さんの番組はためになりました。

東日本大震災を経験して、いざという時に何が出来るのか・・・を考えていたつもりだった

のですが、知らないことがいっぱい紹介されておりました。

中でもクラッシュシンドロームは知らなきゃダメだと思いました。

大地震に遭遇した時に、ガレキの中から人を救助しようとする時に、足などがガレキで

圧迫されているとカリウムが血液中に出てしまい、圧迫から解放されるとカリウムを大量

に含んだ血液が身体を流れることになる。

カリウムの濃度があがった血液は心臓を停めてしまうことがあるのだそうです。

つまりはせっかく救出されたのに、病院で心停止して亡くなってしまう。

それがクラッシュシンドロームと言うものなのだそうです。

阪神淡路大震災で約300人の方がガレキの中から救出されて病院に搬送され、その中の

約50人が救出後に亡くなった。なぜなんだろうと原因を究明したところ、クラッシュシンド

ロームが分かったのだとか。

福知山線の脱線事故で1両目の車両で事故に遭遇した方をレスキュー隊が必死に

救助し、まさに助け出そうとした時に医師がストップをかけ、点滴を打って血中のカリ

ウム濃度を下げた後に救出し、病院に運ばれ、無事生還した・・・と番組で紹介されて

おりました。

こんなのは知らないと出来ないことです。

私が住む地区には大きな病院もあるので、万一の時には動転しないで医師とも連携

をしながら救える命に向かい合わないとダメなんですね。

通電火災を発生させないために大地震で建物が倒壊してしまう様な事態がおこったら

まずはブレーカーを落とす様に近隣住民に大声で呼びかけ、クラッシュシンドロームを

意識してガレキから人を救出する・・・。

極力そんな事態に遭遇しない様にしなければ・・・なんですが、知識としては大切です。

何も地震だけじゃなくて事故に遭遇することだってある訳ですし。

助けられる命、助かる命・・・。

常に心構えはしておく必要がある土地・・・それが地震大国日本なんだなぁ~。

阪神からは20年ですが、東日本からはまだ4年弱。

なのに備える心は鈍化しています。

まだまだ地震多発期なのに。

いけない、いけない 

いつ来ても大丈夫と言う位に常に心構えをしておかないと。

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