縄文・・・
歴女としての杏さんが好きで (もちろん女優として、またエッセイストとしても) ついつい
拝見したNHKスペシャルの『アジア巨大遺跡』シリーズ。
中でも私が一番面白かったのは『縄文 奇跡の巨大集落 ~1万年持続の秘密~』
縄文時代は原始的な・・・それこそギャートルズみたいな生活をしていたと勝手に想像
していましたが、どうやら最近の歴史学では見立てが変わって来ているらしい。
弥生以降の稲作文化に狩猟採集暮らしが淘汰されたのだと思っていましたが、なかな
かどうして縄文人も栗の栽培などを営んでいたらしい。
煮炊きもするし、あの縄文土器ってのも芸術的にも素晴らしい・・・と、世界が評価をして
いるのだと紹介されておりました。オークションで土偶が1億円以上で外国の方が落札
しているんですって。あの土偶の独特の形にアートを感じている・・・
言わば縄文独特のあの造形も美術的な価値があると世界が評価してくれて来ている
んですって
狩猟採集民族と言うと、共同生活しちゃうと採集できる物・・・分配するモノが減るから
共同生活なんて出来ないはずですが、三内丸山遺跡では何百人が一緒に暮らし、
栗の木を栽培していたはず・・・だぞと。(栗の花粉が大量に発見されている)
貧富の差などもなく、一万年に渡って、縄文の暮らしを営んできた当時の日本人。
稲作が大陸から伝わって来た・・・と言うのも、どうやら稲作は伝わったのだけど、当時
の日本人達は暮らしに困っていなかったから、しばらくの間、稲作・農耕文化を拒否し
ていたのでは・・・
とも紹介されておりました
縄文の暮らしはそれほど『豊か』だった と・・・。
どうです 縄文時代のイメージが変わって来ませんか
まだまだ判らないことも多いので・・・って感じで終わっちゃいましたけど。
縄文・・・。
原始人じゃなく、世界の中で特異な暮らしをされていた
日本は縄文の暮らしで大集落を作れるほどに土地も暮らしも豊かだった
西郷隆盛さんや足利尊氏さんの肖像画が嘘だったと言うよりももっともっと驚きの
事実で、なんだかワクワクする話しだなぁ~と興奮したのでありました
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