いい加減・・・
阿蘇山の噴火に関して、地震よりは火山の噴火の方が予知しやすいと言ってたけれど、
やっぱり判らないんだなぁ~。
噴火してから大慌てでレベル3だとか言ってたけれど、世の中が求めているものと乖離
がある様に思います。
NHKスペシャルで、熊本はマンションの設計段階で『地域係数』なる数字が入って、
首都圏よりも1割耐震が弱い設計基準で建築されていると言う事でした。
大地震は全国にまんべんなく発生しているのに、国交省が耐震を弱めてイイと認めて
いるんですね。
ココの地域は地震が過去にあまり発生していないので耐震を弱めてあげますね・・・。
ところが熊本で大地震が発生し、マンションが大破してしまっています。
耐震基準に適合しているので『だれの責任』と言うのが不明確になり、所有者が全責任
を負わねばならないことになる。
噴火・地震に関しては、国交省も基準を見直した方がいい様に思います。
噴火・地震は調べてもなお科学的にはほとんど予知出来ないレベルであり、僅かに
解明できた知識で地域的な差を設けるべきではない・・・と。
免震ゴムがついた免震マンションは、地震に強いと言われてきましたが、地震の波に
よっては力が吸収できず、ゴムが破断したり、マンション周囲の壁にぶつかりマンショ
ンそのものが大破すると言う実験結果を公表していました。(都内のマンションです)
東洋ゴムは偽装だからダメとして、ブリジストンでも、波長が違う波にも耐えうる免震ゴ
ムを開発中だとも言ってました。つまりはまだ未開発なんです。
免震マンションを購入された方はご存じだったんでしょうか。
東日本大震災が怖かったから、免震じゃなきゃ嫌だと思って引っ越された方も居ると
思います。
昨日のNHKスペシャルによれば、東日本大震災の様に震源から距離があれば今の
免震ゴムでも充分に耐えうるのですが、熊本の様に直下型だと、免震装置が耐えら
れない・・・と言う事でした。
今さら言うなと言う事ですよね。
関東などは直下型が危険だと言われているのに。
免震ビルやマンションで大きな被害が出たら、誰が責任を取るのだろう。
阿蘇山の噴火、熊本地震の被害を考察したNHKスペシャルを見て、なんだかいい加減
だなぁ~と思った今日この頃でございます。
杭の偽装は建替えすることになりましたから、ある意味良心的な対応で・・・
なんだかフクザツです。
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