高齢者ドライバー・・・
お年寄りの運転免許の問題・・・。
免許を自主的に返納される方はいざ知らず、取り上げた方がいいかの様な風潮を
作ろうとしているマスコミはいかがなものかと思います。
高齢ドライバーさんにもお知り合いがおりますが、皆さんいつ返納しようか検討され
ておられます。
きっと・・・そう言う方は問題がないんです。
本当の問題はお年寄りだけで住まわれている、又は単身のお年寄りで、彼らには
痴呆症の実感がないところに問題があるのではないでしょうか。
団塊の世代が定年を迎え、そこから数年すると脳の患者さんが一気に増えると思うの
です。
健常な間に免許の返納はまず無理で、今のうちに家族がある場合には子供が親の
痴呆に対する責任をしっかり取る仕組みを作る必要がある。もちろん痴呆症の方を
家族だけでは厳しいので、地域で受け入れる仕組み・制度を作らないと高齢者の事故
はもっと増加します。
高齢者の魔女狩りは絶対にやるべきではなくて、女性の事故が目立つだとか、例えば
メタボや眼鏡等々、ジャンル分けをして一方を排斥すると言うやり方は決してやるべき
ではありません。
実際、都会は交通手段があるから代替出来ますが、代替手段のないエリアには大勢
のお年寄りが暮らしています。その方々の生活の便をどう確保するのでしょう。
最近のマスコミは魔女狩りを煽るだけ煽って責任を取らない傾向が強くなっている様に
感じられます。とても危険な事だと思うのです。
『通報』で免許を取り上げると言うのも違うと思うのですが、家族や地域が痴呆症の方
を事故なく受け入れられる世の中を作らないと大変なことになってしまいます。
『健康で文化的な』痴呆症の方の暮らしの在り方が問題で、どう受け入れたらいいの
かと言うことを真剣に世の中で考えないと・・・。
残念ながら私には名案がある訳ではないのですが、高齢者ドライバーさんが委縮する
のもどうかと思ったもので。
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