杞憂・・・
昨日、所沢に行った帰りになかなか鎮火しなかった三芳町のアスクルの倉庫火災現場
の前を通りました。
報道では窓が少なく特殊な構造だった影響で消火活動が思うに任せず、あれだけ燃え
続けたとの解説でした。
百聞は一見にしかず。
全然嘘です。
最近増えて来た大型倉庫の様な店舗のあれと同じスタイル。
1階フロアがドンと大きくて店舗の天井高がうんと高い。
だから階上の駐車場でありながら、実質的には4階・5階くらいの高さになっちゃう。
防犯的にも窓が1~3階部分辺りには全然ないスタイル。高い天井の壁部分ですから
窓がなくて当然です。
倉庫型店舗はだいたいそんな感じです。
高い天井と広い店内、大型のカートにお買い物意欲が湧きまくるスタイルのお店です。
火災対策として店舗にはスプリンクラー等々の消火設備が倉庫以上にしっかり設置
されているのでしょうけれど、避難口と言う点で考えると、あれだけ広い店内の割に
開口部が入口にしかないから、人が殺到する、また消防隊の進入路とした時に今回
の火災で大丈夫かな?と言う意識が湧きました。
階上の駐車場とその付近の窓・・・と言っても火災だと熱が上に上がるから、結構
避難活動と言う意味では使い難いのではないでしょうか。
アスクルの倉庫はもう全くの全焼で、よくあれで死者が出なかったなと思ったほど
のあり様でした。
まだ現場検証中でしたが、早く検証していただいて、防災への備えをお願いしたい
ものです。
大地震に伴う火災・・・も充分に発生する可能性がありますから。
東日本大震災の時の学校が避難場所だったところでは、あまり報道されて居ません
が、津波の被害が体育館で多かったと聞きました。
体育館ではダメだと気がついて、校舎に逃げようとしても人が殺到して外に出られ
なかったんだそうです。
もちろん建築確認が通っているのだから危険性が低いだろうとは思います。
杞憂だといいのですが、怖いなと感じる程の倉庫の残骸でした。
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