震災対応セミナー・・・
宮城県の宅建協会の会長さんから震災時の不動産業界のご苦労されたお話しを、
また震災の時に見た、聞いたお話しを聞ける機会がありましたので講習会に行って
きました。
改めて震災の写真もたくさん見せていただきました。
う~んと唸ってしまう写真や耳を疑うお話しもありました。
6年前とは言えまだ蘇る光景に聞いている私の方が涙しそうになることもありました。
電気、ガス、水道、そして電話が使えない時に、そしてそこここに発生している火災
や事件現場がある時に何をどうしたのか。またどうすべきだったのか。
写真の資料 (マニュアル) は本当によくまとめられたなぁ~と言う思いです。
我々宅建業者も入居者さんの命を守らねばならない瞬間が突如訪れる。
それが震災。
埼玉は地形的にあまり津波の被害は受けないのでしょうが、首都圏直下地震等が
発生したとしたら、揺れによる建物の倒壊、そして地震発生後の対応による被害。
地震発生当日は会社に留まる勇気をと言う言葉も印象的でした。
東日本大震災では帰宅難民が首都圏に溢れましたが、あの人々を火災その他の
災害が襲ったとしたら・・・。
東北の方々の様に冷静沈着に果たして動けますでしょうか。
我々不動産会社は、人命をそして不動産と言う財産を守らねばなりません。
東日本大震災で宮城の方々がされたご苦労以外の問題も出てくるのかも知れません
が、宮城の同業者さん達がまとめていただいた写真の本はしっかりと読みこんで、
経験値を高める糧としたいと思っています。
またもしもの備えも・・・。
もちろん、『震災』は経験しないに越した事はないのですが、こればかりは神のみぞ
知る世界。
また何も自宅や勤務先でのみ遭遇するばかりではありません。
通勤の途中や、出張先等、熟知したエリア以外で経験することだってある。
その時、どう行動するのか。
震災時には余震もあったし、私は都内に行く際には、いろんなことを考えながら
行動しておりました。電車が不通になったらどうやって帰って来るか・・・なんてことも
考えてました。我が社が管理している不動産にお住いの方々を、そして不動産その
ものを守らねばなりませんから。
また震災後、契約を維持すると言うことはどう言うことなのか。
難しい問題が次々訪れます。
常磐線に乗っていわき以北に何度か行き、地域の方々が経験されたことを聞いて
まわったことがありましたが、不動産業者の方々から生の意見、アドバイスを聞けた
ことはとても良かったです。
震災はもう永遠に発生してほしくありません。
ただ、一度発生してしまうと少なくとも管理物件で暮らされている方々の命の問題に
直結するのも事実です。
守らなければ・・・。
そう改めて思いました。
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