女神さま
マスターズでの松山君のキャディーを務めた早藤君が18番ホールのピンをカップに刺した際に
帽子を脱いでコースに一礼。
これをアメリカの報道が目にして称賛されているとのこと。
もちろん早藤さんの行為も素晴らしいし、今回のマスターズでは松山君と3日目、4日目を一緒
に廻ったザンダー・シャウフェレ君も27歳にして見事にフェアプレーの精神で戦ってくれたと
感謝しています。
もともと世界ランク5位の選手だとのことですが、きっと彼にもメジャーの女神は微笑んでくれる
んだろうなと感じます。
勝利の女神が微笑む条件と言うのがあって、少なくともその条件は満たしておかなきゃならないん
ですよね~。もっとも女神様と言うのは移り気だし気分屋さんなんだけれども。
今は亡き将棋の米長さんが『勝負の研究』でそう書かれておりました。
日本人がよく言う、お天道様は見ている的な言葉です。
勝利の女神さまに好かれる行動と言うものがありますと・・・。
松山君にも早藤さんにも、そしてザンダー・シャウフェレ君にもその要素はしっかりとあったと思う
んですよ。途中、チラッと女神さまの移り気を感じたみなさんも多かったのではと思います。
18番を終えて多くの視聴者が涙したのもそこに荘厳さを感じたからと言うのもあったと思うんです
よ。中島常幸さんたちのもらい泣きだけじゃなくてね。
あれだけ厳しいコースセッティングで超一流のプレーヤーたちがフラフラになっていました。
だからこそ女神の姿をどことなく感じるのかなぁ。
なかなか女神様を感じられるってのはスポーツの中でもそうそう多くはない。
良いものを見させていただきました。
※J.スピース君は松山君の優勝を讃えるために待っていてくれたんだそうです。同じくK.ナ君も空港に
向かっていたの引き返してアジア人初の優勝を讃えてくれたのだそうです。
スピース君もナ君も態度が、気持ちがうんと高いところにあるんですよ。立ち居振る舞いが第一人者な
のね。その態度や心掛けが勝利の女神に愛される由縁なんだと思います。
マスターズで戦った面々と言うのはなんて気持ちの爽やかな方々なんだろう。
だから感動を呼ぶんですよね。
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