国立博物館にて
上野の国立博物館が自分のところで持っている国宝をズラリ展示するとのことだったので、ならば
見せてもらいましょうとチケットを買って行ってきました。コロナ禍なので入場制限があり、予め
予約が必要でした。
博物館だから、今ブームの刀剣や甲冑、壺や茶碗などが多いのかなと思ったら、やっぱり書画の
類が大勢あって、来場者のお目当ても書画や刀剣なのか大勢の人が何重にも列を・・・。
レンタルのイヤホンで説明を聴いているジジババがたくさんいて、ジーッと立ち止まるから全然
見えませんのや。空いてるところからご覧くださいと案内員が言うけど、まぁ見えない。
古今和歌集の写本とか、どこぞの巻物で細かな絵と達筆な字が書いてあるもの、経文などはあまり
興味もないのでズンズンと列を飛ばして歩きます。尾形光琳の風神雷神の画は大きくて迫力があり
ましたなぁ。
博物館なので写真撮らしてもらいたいのに、アカンと書いてありましてね。作品痛まんやろ~と思
いながらもズンズン歩いておりましたら、この2つは撮っていいよと書いてありました。
もちろん撮りましたで。
これを撮ったらもう出口ですねん。
えっ?お目当ての国宝、あらへんやん・・・。
90分で一巡するように見学して欲しいと言う博物館の依頼に応えてズンズン歩いたのに~。
展示替えの狭間で、お目当てお隠れになったのかなぁ~。そしたら図録買うしかないのか。
私と同じ思いの来場者が大勢いるのか、図録等販売コーナーの行列がえぐい。え~、これ並ぶ
の?と言う感じ。ちょっと中身見せてと置いてある図録を見たら電話帳の小型版みたいな大き
さで重くてね~。それでいて3000円やで。置いておくと邪魔になってそれでいて家で見ないか
なぁ~。並ぶの嫌やし。
諦めて帰るか・・・と階段を降りたら、古代のお宝コーナーが別展示されていまして、もしやと
思ってそちらに向かうと・・・お目当てのお宝が置いてありました。全然見学者も居なくて、ス
タッフさんに聞くと、写真禁止と書いてあるヤツ以外は自由に写真もどうぞと言うじゃないです
か~。え~、良いの~!
では遠慮なく・・・。
↑ 鬼クルミの精霊と言われている土偶ですよね? ↑ この人は有名なザ・土偶でしょ!
凄い土偶たちがいっぱい並んでる~。それで居てガラガラ~!見放題、撮り放題~!
土偶コーナーから動けませんでした・・・。
凄い、凄すぎる・・・。十万石饅頭のCMみたいな気分です。
古代コーナーには埴輪もありました。
土偶に比べると埴輪は素焼きの植木鉢みたいに見えるので感動が薄いかなぁ~。
土偶は欲しいけど埴輪は要らんなぁ~と思いながら会場を後にしたのでありました・・・。
建物の外に出たら眩しすぎるお天気で目がくらくらしました。
国宝って千点くらいありまして、そのうちの1割が国立博物館にあるんだそうですが、国宝ばっかり
の展示と言うのは見ると疲れる。アホばっかりのところに1人2人東大生が居るから映えるのであって
東大・京大生ばかりのキャリア官僚ばっかりのナントカ省みたいな展示やもんなぁ~。
そうなると東大の中でもこの人、人気無いなぁ的な展示物が空いているからそればっかりを見る羽目
に遭いました。国宝のありがたみが減りますなぁ~。
『いい仕事してますね~』的な審美眼が出来るかな期待して行ったんですが、人が多過ぎてあまり見え
なかったです。まあ書画骨董を見たいのでなく、土偶が見たかったので私は十分に満足でしたが。
芸術の秋・・・堪能しまくりです。
落語で言うと桂米朝さん、柳家小三治さんですからね~。
全部がそのクラスか?と問われると、え~、これも国宝なの?と言うお宝もありましたけど・・・。
あげると言われても要らんなぁ~的な。
一休さんの肖像画もありましたわ。人気無いのか空いてたからゆっくり見れました。
コロナ禍で入場制限なので、もう期間内のチケットは売り切れなんですって。ぜひご覧くださいと
言えないところが残念ですが・・・。楽しい秋の一日でした。
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