外来種として繁殖力が強いので危険だと言われていたミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)とアメリカ
ザリガニの2種の販売・屋外への放出が6月から禁止になるのだとか。
アメリカザリガニは40年前の私が子供の時分にため池に捕まえに行きましたで。
最初の頃はまず30円のソーダー味のアイスキャンディーを駄菓子屋で買い、同時にイカの足も20円で
買う。
それをタコ糸で結んで、アイスキャンディーの棒が浮きの代わりでザリガニを釣りますねん。
イカには針もついてないのに、食い意地がザリガニはすさまじいから陸に釣りあげられるんですな。
もっとも水面から出る段で、イカを話してしまうザリガニも結構いてるんで、釣りとしてはバラシが
多い。どうせザリガニを捕まえるなら、池の泥地の巣を掘った方が取れる確率が高いので、ザリガニが
欲しい時には巣を掘るようになりました。オトンが飼ってる金魚の水槽にザリガニを入れて怒られたも
んです。
ミドリガメは同じく40年くらい前、金魚すくいならぬカメすくい?カメ釣り?と言うのがありましたわ。
私の場合はミドリガメに行く前に、イシガメを掴まえて紐で縛って散歩させてたら、隣のおばはんが亀は
神さんのお使いやのに亀をいじめたらダメと叱られましてね。家の前の田んぼに逃がそうとしたらまた
怒られた。おばはんの言う事にゃ、亀に詫びて、お酒を飲ませて神社の池に放して来いと言うんです。
神社の池と言っても、近所の神社には池が無いがな。かばんに亀を入れて電車に乗って宝塚の手前の清荒
神駅までわざわざ行って逃がしました。それ以来もう亀は種類を問わずダメと言うことになりました。
40年経った今では、亀にお酒を飲ませること自体虐待な気もしますけどね~。
ザリガニと言わず亀と言わず、カエルやカブトムシ、クワガタなどを捕まえて遊ぶ少年だったんです。
さてさて。自然界的にはミドリガメとアメリカザリガニは悪者?なんでしょうが、それらを捕まえて遊ぶ
ことが出来なくなっちゃうのも良いんだろうか?と思いますわなぁ。
ますます自然と触れられないようになって来ることは、やもすると自然を大事にせんようになるんちゃう
のと心配になります。
夜店の金魚すくいで遊んでも、金魚は要らないと言う子が増えたそうです。
もっと言うと、要らない金魚をすくうより、スーパーボールをすくった方がいいでしょとばかりにスーパー
ボールすくいになっちゃった。スーパーボールなんてじっとして動かないんだからアホでもすくえると思い
きや、ポイが良い感じでズボッと破けるんでこれが面白い・・・。動く金魚をすくうのが楽しいんじゃなく
て、破れるかどうかというポイの儚さを遊ぶ遊びだったんですね~。あれは。
外来種としてはこのほかに、ブラックバスやブルーギルなんてのが居まして、今では鯉や金魚も自然界に
居なかったものとして駆除されるようになってしまいました。
鯉は日本の従来タイプの野鯉は良いらしいのですが、大陸から来た体高のある養殖鯉はダメなんだとか。
鯉は悪食で、池や川の底をさらうので護岸もダメになると聞いたことがありますわ。ルアーでも釣れるので
小魚や水生昆虫、水辺の草などなんでも食べますからな。大きくなるし食物連鎖の頂点の一種だから駆除さ
れるんですかね。外来種と言っても、元から居たと言う元と言うのがいつの頃なの?と聞きたくなるけど。
人間だって動物だって、下手すりゃ植物だって、いつの時代か判らんけど、他所からやって来たように思う
けどなぁ。
まぁアメリカザリガニとミドリガメは販売しても屋外に放しても6月からは罰せられるらしいのでお気をつけ
下さいと言う事やね。なかなか50も過ぎた現在では、カメもザリガニも触れる機会は少ないけれど。
環境省が決めたそうですが、まずは環境省がレジ袋はタダでよろしいと自身の間違えから正していけば環境に
優しいのにね~。人によって環境に優しいかどうかは判断が分かれるとしても、百歩譲って、お財布には優し
いわな~。
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