生い立ちの記
生涯においてなりたかった職業の最初は『ウルトラマン』でした。バッタバッタと怪獣をやっつけるウルトラマン。
当時の私は食い入るようにテレビを眺め、ビニールの怪獣のおもちゃをやっつけておりました。
ところが・・・。肉体的な特徴。つまりビルを越える大きさにならないことに気づいて、次は仮面ライダーになろ
うと。あれならなれると思ったんですよ。そしたら近所の市場の空きスペースに仮面ライダーが『営業』にきまし
てね。向こうから『縁』がやって来た。市場で貰えるクーポン集めて(紙にベルマークみたいなヤツを集めて貼る奴)
仮面ライダーの握手会に行ったのですが、イベントのアクションシーンの後で、着ぐるみが暑かったのか、前日の
お酒?のせいか、仮面ライダー本人がゲロ吐いて・・・大惨事。私の夢が壊れたのでありました。
夢破れた私が次になろうと思ったのは新幹線の運転手です。♬ビュワンービュワンー走る 青い 光の超特急、時速
250キロ 飛んでくようだな 走る・・・と言う歌は今でも覚えてますわ。まぁ阪急電車の運転手でもええけど・・
・。幸い阪急電車は自転車のカゴに貼れる『急行』等の行先表示板も売ってましたのでそれを買ってもらって運転手
気分を味わった。
小学生も高学年になると勉強、勉強に明け暮れた訳でもなかったけれど、将来の夢より目先のテスト。
嘘です。高校受験に失敗した私はいよいよ勉強しなきゃだったんだけど、挫折も3日も経つとすっかり忘れ、ぬるま湯
に浸かった高校生活。指定校推薦で大学が決まり、大学4回生の時、教員過程を取っていたので教育実習に行ってたら
世間では就職活動が始まってしまっていて、多くの学生が既に企業から内定をもらっておりました。
えらいこっちゃと大学の就職課の門をたたくと、教育実習は2週間缶詰めになるから仕方ないんで、まだ動いてない
業界として銀行があるから、銀行から廻ったら?と教えてくれまして、大小を問わず銀行めぐりですわ。
1週間ほどで内定が出て、そこからは『拘束』です。バブル最晩年だったので拘束があったんですわ。
私は東京に連れて来られて・・・。
まぁ銀行に入ってからも紆余曲折があり、今に至っているんですけどね~。
長い長いネタふりでしたが、実は新幹線や電車の運転手と言うのは、近々自動化されて成れない仕事になっちゃうかも
と言うことなんですね。
つまりは、子供の頃の夢のウルトラマン、仮面ライダーの次にあった新幹線の運転手までが、手の届かないものになっ
ちゃうんだなぁ~と言うことですわ。
私はそれほどのめり込めなかった『ガンダム』・・・つまりはロボがこれからの時代をけん引していくんだなぁ。
ガンダムファンになってれば、機械が好きになって理系に進んでいたのかも知れなかった。
まあもう50年以上生きて来まして、今までどうでした?と聞かれたら、結構面白く生きてきましたよ~とお答えできる
とは思うんですけどね~。
なんか自分で道を切り拓いたと言う実感はなくて、ふわふわとここまでって感じたけど。
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