お弔い
安倍さんが凶弾に倒れたのは1年と4ヶ月ほど前。
アベガーの声も多々ありましたが、祭壇に市井の民がたくさん献花されておりました。
1国のリーダーとして頑張ってくれたと思う方々は献花をしたいと思うのが自然な感情でしょう。
政治家として賛否はあって良いと思うし、反対の方々は献花しなければいい。(行き過ぎた反対の
態度表明をされる方々も多々ありましたけれどね)
亡くなられたら日本の場合は仏さんになる訳で、お弔いのために手を合わせると言うのは自然な行
為じゃないかと思うんです。交通事故の現場にもよく花束が置かれてます。
安倍さんのことはまた別の機会でお話ししたらええと思うんですが、なんでこんなお話しをしたの
かと言うと、中国の李克強さんのお弔いを中国が辞めろと言ってると言うお話しなんですわ。
前首相にして中国のナンバー2。経済政策を頑張っていた方です。14億の人が居ると言われている
中国だから急死された李さんにお花を手向けたいと言う民がたくさん居ると言うことに対し、中国
の民度も高いなと私は感じます。ところが習近平さんが李さんに手を合わせることに神経を尖らせ
ていると言う報動が出ていまして、習近平さんの狭量ぶりが目立ち始めて来たなぁ~と。
14億の民のみんなが皆じゃないだろうけど、結構なハイソの方々は李さんのお弔いに対する国の
態度には疑問を感じるんじゃなかろうか。
控えめな李さんが辞められるときに『天は見ている』とお話しされておりましたが、亡くなられて
中国を変えたのが李さんと言うことにもなりかねない。
胡耀邦さんの死へのお弔いから天安門事件に至ったのが1989年。民主化を唱えた胡耀邦さんに対し
て鄧小平さんが失脚に追い込んだんですわ。中国の学生さんが怒って天安門広場に集まったのに対し
鄧小平さんが戦車を向かわせた・・・。(第2次天安門事件。ちなみに第1次は周恩来さんの死への
お弔いがきっかけで1976年に起きてます。)
今の中国は経済がガタガタで若者の失業率は大問題。そのうえ不動産投資の巨額なバブルがパチンと
弾けかけてるんだから。豊かになった方々がたくさん居て、その方々の一部が没落している。14億の
うちの何人くらいかは知らないけれど、10%だって1億4000万人ですからね~。習さんも共産党も
不満分子を押さえつけられるのかどうか・・・。お弔いを制限しようってのは下手を打ったんじゃな
かろうかと思うなぁ。
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