アンチ
今年は山にどんぐりなどの木の実が少ないからクマやイノシシ等の大型哺乳類が人里に降りてきて
人と接触。クマの害が随分と多いです。ツキノワグマもヒグマも双方ともにね。
クマは食物連鎖の頂点故にまずは賢い。賢い=危機回避力が高い⇒臆病に見えることもありますが、
その一方で好奇心も高い。
しばらく前に話題になったヒグマOSO18の例を見ても分かりますが、あのクマは一度牛を襲って美
味しいと味を占めるとそればかりを狙って狩りをするようになる。食べられた牛は本当に好きな部位
だけ食べてあとは放置と言う状況だったらしい。
さてさて、クマが一度人を襲うとどうなるか。人を襲い続けるんですわ。やっぱり食物連鎖の最上位
ですからね。
そして食糧不足の山の中。クマも食料があればそれほど移動しないんだけど、冬眠前でしっかり食べ
て蓄えとかなきゃならないこの時期に食べ物が足りないから例年の10倍移動すると言います。
クまの行動範囲が広がる中で、人とクマの生息域が重なってしまった。
となると、駆除しなきゃ仕方ないと言うことになりますわなぁ。
撃つなとクレームをする人もいるらしいけれど、そんな方は一度クマ出没地域で暮らせばいい。
ガラスを割って家の中に侵入され、クマに襲われた方も居てます。
何もクマだけじゃなくて、大型の鳥類や哺乳類が雪滅していく経緯と言うのはどれもそんな形でしょ。
ニホンオオカミとかもね。お話合いをして『共存』が出来ないのだから仕方ない。
撃つなと言う事は、人がそのエリアから出て行けと言ってるのとイコールです。
そんな簡単に人は住んでるところを離れられないじゃん。山里の場合はそこに先祖が代々耕作して来た
畑や灌漑設備があるんだもん。
それだって限界集落化してそのうち人が里から離れ、里が自然に帰っていくことはある。
クマが勝つことだってあるんです。
東日本大震災の時福島第一がもっとひどい状況になっていたら、東日本一帯は暮らせなくなっていただ
ろうと聞いています。クマを撃つなと言う方々は、そのエリアに居る自然動物を救助して人が暮らせる
ところに自然動物も移住させろと言うんかいな。
立ち入り禁止区域が設けられ、きっとその中には野生動物も居たんだけどそれは放置してたじゃん。
撃つなと言う方は、そこに住む方々の生存権を軽視して何を守りたいんだろう?
命なのかな? お肉やお魚、野菜などその方々は食べないのかな。
とても不思議だ。
便利なところに住んでいるんだと思うんですが、自然を汚染するクルマや飛行機、バスなどの移動手段
を使わないで生活してみたらええ。勝手なコトを言うなよと山里の方々は思うでしょうね。
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