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文化財

しばらく前にイタリアでフレスコ画の修復の際に素人のおばあさんがキリスト像をサルみたいな絵に

書き換えてしまった事故がありましたが、今度はスペインの教会の彫刻にひどい着色をして幼稚園の

子の落書きみたいにしてしまったとの報道を見ました。動画でもやってましたが、ひどいなんてもん

じゃないレベルで、教会が立ち入り禁止になってしまったとのことです。

ヨーロッパでは『わびさび』なんて発想はなく、それこそシェーンブルン宮殿みたいにはっきりくっ

きりパステル、バステルにしたいのかな?イタリアのキリスト像も修復じゃなくて完全新作を描いて

しまって、それがあまりに下手だったから話題になった。

スペインの彫刻も漫画みたいな太いまゆげに真っ赤な唇・・・。

文化財を大切に後世に伝えなきゃと思わんのかな?

300年くらい前のモノらしいのですが、古いものと言う認識がなかったのかな。

不思議やね~。

わびさび文化と言いますかね。古いものにも良さを見出す心と言うのがヨーロッパにはないのかな。

石造りのモノは傷みにくいからなぁ。

すぐにボテッと塗料塗ってしまうのかも知れないな。

その点、材木は風化するからね。時代を感じるんだけどそこに味が出て来るんだよね。

日光東照宮の極彩色なんか、一歩間違うと危ないもん・・・。

教会だけに風化した飾りに、何百年という人々の祈りの心が・・・。

そう教会側は思ったから立ち入り禁止にしたんでしようけれど、そう思わぬ方々も居るってこと

なのかな。

とても不思議だし、数年に1度、文化財が修繕の名目で壊されて行くのも惜しいけどな。

 

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