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治水

昨日、先の台風で洪水したと市が誤報した箇所をクルマで通りました。

誤報とは言え、大水があったのは事実でポンプで近隣の大きな河川に放水している動画も見ましたからね。

どうなつてるのかなと思ったけれど、もう水位は限りなく低いいつもの川でした。

治水ってのはえてしてそうで、越水さえなければ警戒水位に近づいても数日でいつもの穏やかな川に戻る。

一度越水しちゃうと、その後の処理はとても大変なんだけどね。

首都圏の治水対策、工事の実例を見ていると、年々短時間に強いゲリラ豪雨が降る傾向にあって、河川を

深く掘ったり、蛇行している部分を直線的にして早く海に流す努力はしているけれど、限界もあるし、巨

額な費用をかけるにも限界もあって・・・。

学校の校庭や大きな道路の下に貯水池や放水路を作り、オーバーフロー分と思われる部分を吸収しておき、

時間が経って穏やかな流れになる頃合いに放流するスタイルが増えて来ているのかな。よく地下貯水池や

放水路の工事看板を見かけるもの。

治水ダムは環境への負荷と、ダムに溜まる土砂を考えると良くないみたいだし。

近隣で同時期にスーパー堤防工事もやってるな。

ハザードマップが今ではどの地区にもありまして、土地の低いところ、水が出やすいところは判っている

んだけれど、そこを対処してしまうと、次にオーバーフローしちゃう部分が別のところで溢れちゃうとそ

れもまた困るので・・・という大人の事情的なものがあるのもまた事実。

10年に1度程度の大雨では、その地区全エリアで越水が見られなかったと言うのであれば◎なんだけど

50年に1度クラスだと、やはり前歴のあるところで水が出る・・・。

土木技術的には同一箇所での越水は発生しないように出来るはずなんだけど、その分他所で水が出た?と

言うより、あの部分が大丈夫なら、ココで越水が起こるよねと言うのが判るので・・・。

だからハザードマップで色分けがあるのを肯定していて、市内の全エリアを色なしに出来ないのでありま

して・・・。

大人の事情とひとくくりにしていいものなのかどうなのか。

命に関る部分のお話しでもあるんだけれど、土地の価格と言うモノの中にもこの事情が反映されている訳

であって。

う~ん。

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