大丈夫かな
今年は『さんまが豊漁』だと言うニュースがしばらく前にありましたが、実はそうじゃないんだと
『正義のミカタ』で東海大の山田教授がお話しされておりました。
漁が解禁になってすぐに、今年は大型船が日本は入っちゃったのでたくさん獲れたんだと。
でも実際には決して豊漁と言えるレベルでなく、また獲れているサンマも大きいものでなく痩せて
いて脂の乗りもイマイチなんだとのことなんですね。
資源量として増えたと言えるものては決してなく、日本近海の海水温が高温なんでサンマは沖合から
日本近海に寄って来れない。近海なら山からの豊富な栄養が入るのでサンマにも脂が乗るんだけどね
と言う事でした。
11月頃からはロシア領内のサンマが北から降りて来るので、そのサンマは脂ものってて美味しいけど
ともお話しされておりました。
問題は取れる漁獲枠で、漁獲割り当てが中国や台湾、日本等の合計よりも資源量の方が少ないんだよ
とのお話しでしたわ。
資源量以上に割り当てをしちゃうと言うことは資源を獲りつくしちゃうと言うことで、中国なんかだ
とサンマを食べるのではなく、飼料用として使っちゃってるんだよとも。
大きくして獲るのでなく、小さくて脂が乗ってなくても一網打尽で獲っちゃうからダメなんだとも。
各国が資源を護るってのは大事なことなんだけど、他よりもたくさん・・・と言う欲の世界も否定で
きないからな。
一度獲れなくなっちゃうまで資源量が減ってしまうと、もう回復出来なくなっちゃうんだよな。
サンマ、大丈夫かな。
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